ごあいさつ




  私は長年、看護師として病院や看護大学などで働き、特にスキンケア領域を専門にして、多くの患者さんの看護をしてきました。その中でリンパを流す事の重要性を知り、興味を持つようになったのです。

 リンパドレナージ(以後、リンパケアと称します)は、身体の老廃物を流し、身体の浮腫みを軽減させるなどの効果が有名です。そのほかには、蛋白質などの養分を運ぶ大切な役割もあります。さらに、リンパを流すとリンパ球が増加し、免疫力が向上することなどが医学的にも明らかになっており、未病対策として大いに期待されるケアの1つです。

 最近では、高齢者の緊張緩和のためのケアとしても周知されつつあり、すでに「癒しのリンパケア」として施設で応用されています。しかしながら、リンパケアはリンパ浮腫等の医療行為との分別やケアの禁忌事項を厳守することが大切であり、正しい知識、技術、それに伴う心ある技能が求められます。そのため、当スクールではより安全で安楽な癒しのリンパケアを目指すべき新たなガイドライン作成などに取り組んでまいりました。

 私は平成19年にリンパケア専門のスクールに学び、プロ科を経ました。その後、平成21年に指導者養成科の資格を取得しました。現在では、当研究所が新たに開発したバスタイム・セルフケアなどを各地の看護協会様で展開するほか、全国で「癒しのリンパケア」セミナーや講演会を開催しています。

 そして、 平成22年には小淵沢にあるガーデンコテージ・ポリアンナ様内で「山名リンパケア研究所・八ヶ岳サロン」を月1回程度開催し、平成23年には「癒しのケア研究会」を設立、同年8月に西川口駅前に、皆様のご希望に応えるべく、ルン・リンパケアカデミーおよび、リンパケアサロンを開設しました。

 現在は、修了生らと共にボランティア活動なども地道に展開し、積極的な活動をしています。なお、ルン・リンパケアアカデミーでは、アロマ療法、医療用リンパドレナーなどの講義があり、外部より高名な講師陣を招く等の展開も繰り広げています。

 常に質の高い教育内容を目指している当アカデミー、サロンを今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。