2013年9月17日火曜日

シンプルが一番!もうすぐ「癒しのケア研究会」です。

タヒチ、モーレア島にある世界でも有名なスパのマッサージケアを受けに行ってきました。

自然の花の香りに包まれた簡素な部屋で、小鳥たちのさえずりや、静かな波の音が癒しの音楽となり、タヒチの柔らかい布1枚に身体を覆い40分のケアを受けました。

お値段はそれで16000円くらいだっとと思いますが、優しいタッチで揉むような手技はあまりなく、ただひたすらに軽く擦るという手技だけで十分に満足できました。オイルはココナッツとバニラだったような気がします。

リンパを意識しっているわけでもない実に自由な流す方法ですが、やはりフランス領のせいかボッダー式に似たケアでした。セラピストの方に手技の流派を聞きましたが、「特に流派はないし、自分はそのようなこと何も知らない」とのことでした。

そう、何もかもがあるがままで、やり方よりあり方のケアなんですね。

最初に気功タッチのように優しくチャクラの部位に手を置きます。インド系のケアも交じっている印象もありました。でも、うちの推奨する手技にとても近かったので驚きと感激で嬉しくなりました。
良いケアは本当に良く似ていくものです。

私はそこで「はっ!」と目覚めた気がしました。
癒しのリンパケアという名称に拘っていたのは、ただひたすらに医療用リンパドレナージュと区別するために、己に言い訳していたような気がしました。

もともと師匠から頂いた資格は「メディカルリンパケアリスト、プロ科、指導者養成コース修了」というディプロマでした。でも、師匠はすでにお亡くなりになり、残された私達の先輩らが美容系リンパケアリストを養成するスクールを始めたり、看護師である私のように「癒しのリンパケア」として、緊張緩和、未病対策、抗加齢対策や生理的なむくみ対策などをうたって、あらたな高齢者を含めたヘルスケアの位置づけでスクールを開設した者に分かれたのですが、タヒチのケアを受けてみてそれはどうでもいい事ではなかったかという気持ちになりました。

ケアはひたすらシンプル、部屋も質素、何も飾る物はなく、ただただ人の手の優しさ、温かさ、気持ちよさだけに酔いました。そう、それでいいのでした。

私のケアの究極の目的はそれで良かったはずなのに、「癒しのリンパケア」という名称が妙にややこしくさせてきたのかもしれません。

癒しなんだから、他を意識することなく、自由にやれるはずなのに、何かとしばりをつけていたのは自分自身でした。

エゴ・・・そう、自分の中にあるエゴに囚われていたのかもしれません。
看護師である自分、ETナース/皮膚・排泄ケア認定看護師であった自分、看護管理者であった自分、看護教員であった自分・・・などなどの時代に培ってしまったエゴ・・・。

自分を見つめることは何も追い詰め苦しむことではなく、ほっとした瞬間に癒された瞬間にあふれ出ることを改めて知りました。

タヒチで受けたケアは人生を見つめなおす至福の機会を頂きました。
まだまだ人としての成長を求めている山名の独り言でした。

10月5日(土)11時~ランチ付演奏会付の「癒しのケア研究会」にどうぞお越しください。
エゴのない愛に溢れる研究会をぜひ味わっていただきたいと思います。

そこにはエビデンスより大切な人としての(何か)が得られるはずです。








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